更年期障害といえば、些細なことで怒ったり、イライラしたり、感情的になる、というような症状が代表格ですが、これには女性ホルモンが影響しています。
更年期特有の、とも呼ばれるこのイライラですが、なぜ起こるのかを詳しく解説していきます。
心当たりがあれば、是非一読してみてください。

女性ホルモンが密接に関係している

更年期障害のイライラは、やはり女性ホルモンが密接にかかわってきます。
更年期を迎えるということは、閉経の準備を始めるということです。
まず手始めに起こるのが、卵巣の機能の低下と、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量の低下です。
この二つが同時に起こり、体は非常に不安定になります。

まず脳はそのエストロゲンの分泌量を確保しようと、性腺刺激ホルモンを出すよう指令を送ります。
しかし、卵巣の機能が低下しているため、どれだけ性腺刺激ホルモンを分泌させても、エストロゲンの分泌量は増えません。

この時点で、ホルモンのバランスというものは、完全に崩れます。
しかも、エストロゲンには気持ちを穏やかにする作用があるため、不安感やイライラの大きな原因になります。

更年期という時期は、このようなホルモンの分泌量の違いが、様々な種類で、繰り返し何度も発生するのです。
ホルモンのバランスが崩れるということは、自律神経のバランスの乱れも引き起こします。
特に、エストロゲンの減少はほてりや発汗の原因にもなります。

不安感、イライラなどの精神的な症状は、特に急激に分泌量が低下したときに起こりやすいため、ストレスを感じやすい方や、ストレスを日ごろから大量に受けている方ほど、強く現れます。
精神症状は、取り返しのつかない事態にもなりかねませんので、どうにかしてストレス軽減の対策をしていく必要があります。

ここから、イライラの軽減に役立つおすすめの方法を3つご紹介していきます。
おすすめの食事から、簡単にできることまでありますので、是非取り入れてみてください。
このことは、更年期に限らず、健康にいいことですので、まだ更年期ではないという方でも頭の片隅に入れてみてください。

イライラを軽減させる3つの方法

1 マグネシウムとイソフラボンを多めにとる

男女問わず、マグネシウムが不足すると、イライラしやすくなるとされています。

さらにイライラすることでマグネシウムがさらに消費される、という悪循環が発生します。
マグネシウムは代表的なのが、わかめや昆布といった海藻類に多く含まれており、アーモンドやチョコレートなども含まれています。

もちろんとり過ぎはほかのトラブルの原因になりますが、普段から間食として、少しだけとるのがベストです。
サプリメントももちろんおすすめです。

そしてイソフラボンは、納豆や豆腐、豆乳などのような大豆製品にたくさん含まれています。
イソフラボンが体内で代謝されると、エクオールという物質になります。

エクオールは更年期特有のあらゆる症状に対して有効で、緩和してくれる働きがあります。
ただ、イソフラボンからエクオールに代謝できる人間は、日本人の二人に一人しかいない、という研究結果が出ていますので、確実にとりたいのであれば、サプリメントで補うのがおすすめです。

2 太陽の光を浴びる

自律神経をリセットして元に戻すとか、気持ちを上向きにするのに、日の光がおすすめといわれていますが、これは更年期の方にも同様のことが言えます。
体内で分泌されるセロトニンは、幸福のホルモンと呼ばれ、イライラを解消する働きがあります。

セロトニンの分泌量は、エストロゲンの低下に伴って減少してしまいます。
ですので、太陽の光を浴びてセロトニンの分泌を促してみてください。
軽い運動をしながら浴びると、セロトニンのリラックス効果がよりアップするので、朝にウォーキングなどを習慣づけるとなお良いです。

また、体内時計をリセットする働きもあり、生活リズムを整えることにつながります。
紫外線はお肌の大敵ですが、太陽光は人間の体内にとっては非常に良い働きばかりですので、是非とも毎日浴びてください。

3 良い香りをかぐ

匂いというものは、脳の大脳辺縁系を通り、ホルモンの調整を行う視床下部に伝わります。
そこで良いにおいや嫌なにおいなどを判別し、心身に影響を与えます。
ですので、好きな、良い香りをかぐことで、リラックス効果を与えます。

自分の好きなにおいをかぐことが、一番ストレスを和らげることにつながりますが、イランイランやベルガモットの香りは気持ちを落ち着かせる働きがあるとされています。
特に、アンブレット・シードの香りはエストロゲンの分泌を促す働きがあるとされていますので、おすすめです。

以上、おすすめのイライラ軽減方法をご紹介していきました。
ほかにも様々ありますので、自分に合った方法でストレスを解消して、リラックスしていくのがおすすめです。